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真夏の怪談~春日山編~ [物語(真田幸村)]

※初めに、注意事項をお読みください。

※この物語は、すべて作者の妄想でできております。

※この物語は、公式の物語と一切関係ありません。

※このネタは、友人からいただきました。

※キャラの性格が、公式のイケメン戦国やあなたの妄想と違う場合があります。そういうのは受け付けないわ!という方は、このまま、回れ右をしてお帰りいただき、このブログのことを一切お忘れいただきますよう、お願いします。

以上のことがお守りいただける方のみ、この先にお進みください…。 
 
 ある、暑い夏の夜のことでした…。

                 ◇◇◇

 幸村は、春日山城の見回りをしていた。薄暗い廊下は蒸し暑く、手にしている蝋燭が揺れるたびに影が揺れ、その度に驚く自分にいらつく。

(…自分の影にビビってりゃ、世話がねえや…)

 大きく腕を振って、再び歩き始める、と、目の前の暗闇に小さい光が二つ、ぼぉーっと浮かび上がった。幸村は、じぃっと光を見つめる。

(…なんだ? ありゃ…。まさか、物の怪、か?)

 光は、ゆっくりと自分の方に近づいてくるようだ。息を殺し、蝋燭を掲げて相手の正体を見ようとする…。
 やがて、光の主が蝋燭の明かりに照らされて、目の前に現れた。

「幸村先輩、どうかしましたニャ?」
「…ランマル…、お前かよっ! 驚かすんじゃねー!!」
「え? え?? な、なんなんですニャ? 私、何かしましたニャ?!」

 ぽかぽかと、ランマルを殴る幸村。訳が分からず、防戦するランマル。

 春日山城の暑い夏の夜は、こうして更けて行くのであった…。

               ◇◇◇

 ランマルの日記

 七月〇日 △曜日 天気 ☆がよく見えてる

 夜、城の見回りをしていたら、幸村先輩とあった。
 挨拶したら、突然きれられて、ポカポカ殴られた。
 どうやら、私のことを物の怪か何かと勘違いしたらしい…。(確かに、この世界では、化け猫という分類に当たりますけどね!)

 自分の勘違いなのに、暴力をふるうのはやめてほしいです…。


  (終わり)
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