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あんこ、いろいろ♬ [物語(伊達政宗)]

※最初に、注意事項をお読みになってください。

※この物語は、作者の妄想100%でできております。
※そのため、キャラの性格などが、公式の設定やあなたの妄想と著しく違う可能性があります。
※「私、そんなの受け入れられません!」という方は、回れ右をしてお帰りいただき、このサイトのことは、きれいさっぱりお忘れいただきますよう、お願いします。 
 
 あの、『カビ饅頭事件』から数日が経った、ある夏の日のことでした…。

                 ◇◇◇

 ケイは、政宗の依頼で、彼の領地を視察してきた報告をしていた。

「…以上ですニャ、政宗さん」
「おう、お疲れさん。ちょっと待ってろ、うまいもん、食わしてやるから。…秀吉には、内緒だぞ」

 そういうと、政宗は奥から緑色の何かに包まれたものを持ってきた。それを見たケイは、慌てて彼の手に張り付く。

「政宗さん!! それ、カビてますニャ! 食べちゃダメですニャ!! お腹壊してしまいますニャ!!」
「カビ? …あぁ、これか。これは、ずんだ餅って言って、カビじゃない。安心しろ」
「ずんだ? もち? ですニャ?」
「あぁ、俺の故郷で、この季節になると採れる『枝豆』を使って、あんこを作るんだ。それを『ずんだ』と言って、このあんで包んだ餅を、『ずんだ餅』というんだ。分かったか?」
「あんこは、黒っぽいものですニャ? これも、あんこ、ですニャ?」
「そうだ。あんこは、豆の色によって変わるんだ。饅頭に入っているあんこは、ささげや小豆を使っているから、黒いんだ。ほかにも、白いんげんとかの白い豆を使うと、白いあんこになる」
「あんこって奥が深いんですニャね…」

 目をキラキラ輝かせ、話に聞き入るケイ。政宗は、優しく微笑んで彼女の頭を撫でながら、言葉を続けた。

「暇を見てまた、いろいろ教えてやるよ。楽しみにしてろよ。今、茶を入れるから、待ってろ」
「はいですニャ!」

 嬉しそうに微笑むケイと、ひと時のティータイムを楽しむ政宗であった…。

                 ◇◇◇

 本日のケイ日記

 今日、政宗さんのところで、『ずんだ餅』を食べた。緑色の豆からできるあんこで、緑色をしていた。
 政宗さんの話だと、あんこは、豆の色によっていろいろな色になるらしい。
 あんこって、奥が深いんだなぁ…。また、政宗さんにいろいろ教えてもらおう。そして、三成さんに美味しいもの、いっぱい食べてもらうんだ♬

(終わり)

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サボテン

あかんw普通に声出して笑ってしまいました( ´ ▽ ` )ノずんだもち、かび…ケイ可愛いすぎ!!昨日読んだのにまた戻って読んじゃった♡
by サボテン (2019-04-17 14:31) 

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